ベリー公がつかさどる宴会の様子。 お食事中に戦争をしているように見えるものの、背景は壁掛けです。 Très Riches Heures du duc de Berry (ベリー公のいとも豪華なる時祷書) 1416年頃 シャンティ コンデ美術館 所蔵(MS.65 fol.1v) 出典:ウィキメディア・コモンズ |
色とりどりの流れるような布地と、ひらひらした袖が優雅な、ウプランドというドレス。
色々な形の帽子。
宝石や真珠、七宝焼きの首飾りに、タッセルが付いた帯や、たすき。その華やかな姿は、当時の写本挿絵の中にも、たくさん描かれています。
このページでは、そんなイザボーたちの時代の“カワイイ”を集めてみたいと思います。
なびく布地も刺繍も、うっとりする美しさだったに違いありません。 Le Livre de la chasse(狩りの書) 1406-1407年頃、パリ 【Image courtesy of Faksimile Verlag Luzern】 The Morgan Library & Museum 所蔵(MS M.1044 fol. 42v) |
袖部分だけクローバー柄、タイツの色違いもおしゃれ。右側の翼の生えた男性は、愛の神様(dieu amour)だそうです。 Christine de Pizan, Cent balades d'amant et de dame; Lais; Rondeaux; Jeux à vendre; Autres ballades; Epistre au Dieu d'Amours; Complaintes amoureuses; Débat des deux amants; Livre des trois jugements; Dit de Poissy; Epistres sur le Roman de la Rose. 1400~1410年 フランス国立図書館 所蔵(MS Fr 835, fol.45) 出典:BnF Gallica |
赤い袖がゴージャス。マッシュルームヘアではなく巻髪スタイルは、治世初期の名残かな。 Christine de Pizan, Épître d’Othéa 1400~1410年 フランス国立図書館 所蔵(MS Fr 12148, fol.11) 出典:BnF Gallica |
この華やかさとシルエットが大好き。 Livre que fist Jehan BOCACE de Certalde des cleres et nobles femmes, lequel il envoia à Audice de Accioroles de Florence, contesse de Haulteville 1401~1500年 フランス国立図書館 所蔵(MS Fr 12420, fol.93) 出典:BnF Gallica |
右端の男性の袖は、当時の絵でよく見る、便利な“取り外し可能タイプ”と思われる。全員かわいい。 Grande Bible historiale complétée 1395年~1401年頃、パリ フランス国立図書館 所蔵(MS Fr 159, fol.311) 出典:BnF Gallica |
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