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アニメにかこつけて兄妹を語る

2023/03/11

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先日ふと、学生時代に話題になったアニメ『創聖のアクエリオン』(2005年)のことを思い出してました。
巨大ロボに搭乗して敵と戦ういわゆるロボットアニメで、ネット上では「音楽以外はイマイチ」という声もあり、確かに「好き」と公言するにはいささか恥ずかしい?要素もあって、好き嫌いが分かれるアニメのようですが、個人的には大好きな作品です。

オフィシャルファンブックまで買っていたことを思い出す。

「1万年と2000年前から愛してる」のキャッチフレーズが印象的な美しい音楽、大切な人と生まれ変わっても巡り合うというテーマ、神話的な世界観に加えて、絵柄も良かった。
おそらくカントクの趣味と思われる、理工学や神話、宇宙、哲学、生体のこと、その他諸々のエッセンスを上手く落とし込んだアニメだと思っています。
声優さんも豪華キャスティングでした。

そんなことを思い出しつつ、ウィキペディアでキャラクター紹介を読んでおりますと、ヒロインの兄のところで立ち止まりました。

ヒロインの14歳のシルヴィアちゃんには、2つ上の“愛しのお兄様”がいます。
このシリウスお兄様は、王子様、美男子、剣士、完全無欠のナルシストで、尊大な性格。薔薇を愛でて詩を詠みます。シルヴィアちゃんにとっては優しくて頼れるお兄様ですが、生い立ちに少し影があり、明るい妹とは対照的に仲間たちとも打ち解けられずにいます。

シルヴィアちゃんとシリウスお兄様。シルヴィアちゃん、真っ白で金髪碧眼で可愛かった!
【メディアファクトリー公式YouTubeより】
ああこんなお兄様がいたなぁと、数年ぶりに思い出しました。

そして、改めてキャラクター紹介を読むと、なんだかイザボーの兄ルートヴィヒとイメージを重ねてしまいました。

イザボーの兄ルートヴィヒは、若い頃に初めてフランスを来訪して以来、妹の近くで多くの時間を過ごすことになりました。ルートヴィヒは、小柄だったイザボーとは対照的に高身長で、見事な髭の美男子だったといわれています。性格は高慢でナルシストで、美しいものが大好きでした。
シリウスが詩を口ずさむように、ルートヴィヒもフランス宮廷の文芸サロンで詩を愛で、故郷ドイツでもフランス語の標語を掲げていました。
普段クールなシリウスが主人公相手には掴み合いの喧嘩をする代わりに、ルートヴィヒはいとことの大喧嘩で大怪我をしました。
シリウスが仲間と距離を置いていたように、ルートヴィヒもドイツ貴族らとの間に一線を引いていて、故郷ではかなり浮いた存在だったようです。
それでも、妹には優しかったし、妹にとっても大切な唯一無二の存在でした。

このアニメを好きになったことと、イザボーの探求は、まったく別の趣味であって、関連性はありません。
ですが、両方に無意識に感じていた親しみやすさというのは、あったのかもしれません。

というのは、管理人が今まで関わった人は圧倒的にお兄さんのいる女性が多くて、かつての友達も多くがそうだったからです。マイペースで、固定観念に縛られていなくて、それゆえに懐の深い優しい人が多かった気がします。

管理人には兄がいないので、妹の気持ちを知ることはできません。兄の気持ちも分かりません。それでも、器用にやっているように見えても内面は繊細な兄と、開放的な性格ながら、そっと気遣いする妹というのが、管理人の中の「兄妹」のテンプレイメージです。

それに、シルヴィアちゃんは何かにつけお兄様が大好きだと表現するけれど、確かお兄様の方は、そんなに分かりやすい形では表明していなかったはず。男女の違いってそんなところあるよねーと、なかなかリアルに感じられました。

兄と妹という存在が、このアニメとイザボーの物語を魅力的にしている、一つの共通点ではあるかもしれません。

アニメの話は我田引水、かなり場違いな話題のため、今後繰り返すことはないと思いますが、イザボーのお兄様については、また書きたいと思います。

\こちらのサイトを参考にしました(全自動翻訳)/

\こちらも参考にしました/

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中世末期の西ヨーロッパ史、特に王家の人々に関心があります。このブログでは、昔から興味のあったフランス王妃イザボー・ド・バヴィエールについてを中心に発信します。

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